織田信長にまつわるエピソードの中に
こんな話をお聞きになったことありませんか?
あるとき、信長が近習の者に、
誰でもよいから、すぐ来るように
と声をかけた。
すると、一人がやってきて
お呼びでございますか?
すると信長は、
もうよい、すんだ
と言う。
はあ?
怪訝な面持ちで家来はそのまま立ち去る。
すると再び、誰かおらぬか?
と信長の声。
別の者が顔を出したところ、
なんとまた
もうよい である。
しばらくしてもう一度
信長の声がするので
3人目の者が行ってみると
このときも同じように、
もうよろしい と。
はあ?
と、頭をさげてひきさがろうとしたが、
3番目の家来は、
部屋の片隅に落ちているゴミに気づいて、
それをもって部屋を出た。
すると、信長は彼を呼び止めて、
人は心と気を働かすをもって善しとする。
心づかいと気働きというやつよ。
武士の心得といっても、
攻めるも、退くも、
その時々の塩具合を良く見るのが合戦に臨むときの
常道である。
今、お前が用はすんだと
言われて退出する際、
わきのゴミに気づいて拾っていったのは、
心づかい。気働きのあるしるしだ。まことに殊勝な振る舞いだ。
このよう褒めたという。
気づく人、気づかない人の違いは、
ものごとへの心の入れ具合ではないだろうか。
今日も、ブログをお読みくださり、
有難うございました。
ブログを昨年より毎日投稿し続けて、300回に近づきました。
1人でも多くの方のヒントになれば
嬉しいです。
コロナの収束が一日も早く訪れますよう。
そして今日が晴れの心でよき日でありますよう。
明日は、一分間スピーチのコツとポイントをお伝えします。
湘南話し方センター
所長 松永洋忠