思い込みからの脱却

「活動写真を見てきたのか~」
昔の鞍馬天狗や時代劇をよく家から4キロほど歩いて町に見に行き帰って来た時に、
当時90歳の祖母が言った言葉です。

明治29年11月25日~12月1日迄上映されて最後の日を映画記念日とされました。
おそらく90歳の祖母は見た事もなかったのでしょう
「写真が動く?そんなバカな」
と誰もが当時思ったはずです。

1864年元治元年生まれの祖母は、明治33年福岡県から祖父と共に北海道へ
33歳の時 北海道開団として(戸籍謄本から)北海道の道南に入植しました。
勿論映画など見た事もなかったのです。

その頃は現在のスクリーンに映されるものではなく
キネスコ―プというタイプで箱の中に移る映像を覗きこむと見える。

「そんなバカな!」 いろいろな時に使われそうです。
考えて見ますと自分の体験的な思い込みの中でしか物事を考えれない。
こうした固定概念や先入観で物事を考える人は、どうしても発展性を否定してしまう。
否定するような言動をしています。

祖母が言った「写真が動く」ってその時代の人にとって
今は想像もつかない「不思議なもの」だったのでしょう。

「出来る訳ないよ!!」 
と言われながらも、それを夢見て、模索していくことが
創造性や新しい自分を見つけ出す事になります。
それは、正に現代と同じです。

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「そんなバカな」

しかし今は脅威です。

ところで 問題です。
読んだらすぐピンと来るはずです。

9千9百90万9999+1=?

答えは、
「1億」でしたか?  
ん?  
一瞬ついつい先入観に縛られて間違ってしまいがちです。

時代は大きく大きく変化し、
昔から言われているそんなことが沢山あると思います。

今日の日も新な発見に感動する心の日となりますよう


「心とことばの研究所 湘南話し方センター」
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今日の日が昨日よりもっと輝く日となりますよう

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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