
日本を代表する国民文学作家の吉川英治さんがある会合で自分を謙遜するのに「他山の石」という言葉を使った。
すると、傍らでそれを聞いていた人が吉川さんに耳打ちをしたそうです。
「吉川さん、その使い方は間違いだ。他山の石と言うのは、他人の言行をもって自分の人格を磨くことに役立たせることなんだ。それを言うなら 路傍の石 だな」
そこから、吉川英治さんはそれこそ血の滲むよう努力をされ、そこから数々の大作を次々と生み出す事が出来たのです。
そんなことから 「我以外は皆わが師なり」 の言葉となったのでしょう。
1892年生まれで1962年(昭和37年)70歳で(没)
貧しい家庭に育ち小学校を中退して11歳で奉公に出て家族を支えながらも、三国志に夢中になった。
と伝わっています。
自分をとりまく何もかもが、自分にとってかけがいのない師であると、
いかにも大変な苦労をされた吉川英治さんらしい言葉です。
ふと思うと 「我もまた師」 思い上がることではなく、私どもは人様のしていること、言っていることで「嫌だな」と思うことがあります。その「嫌だな」と思うのは自分にもそういうマイナス点があるからそれが分かるのではないでしょうか。
そこで、そのマイナスの面が見えてきますと、「あっ、そうか!」 と 膝をたたくことになります。
行き届かなかったところが分かってくるんです。
不思議なことに、学べば学ぶほど、何が分からないのか、わかっていなかったことが明らかになってきます。
そしてその分からないないことが明らかになってきますと、それまで分からなかったことが分かるようになってきます。
人生 生涯勉強ですね。
吉川英治さんは1960年 文化勲章を受章をされています。
『恥は進歩の原点』 と言われますが
心に火がつくキッカケとなって、偉大な作家になった方です。
ゴールデンウイーク真っ最中の中、毎年より早めの田植えに備え 田んぼに水を入れる作業の姿も見えて来る頃となり、新緑の候です。
アスファルトから、力強い花が咲く季節となってきました。
あなたの心にも力強い花が咲きますよう
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湘南話し方センター
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