お医者さんといえば固いイメージを持つ方も多いかもしれませんが、
意外と面白いお医者さん、ユーモアのある方もいらっしゃいます。
ある、お医者さんが診察の時の雑談でこんなお話を聞かせてくれました。
『ユニ―クは成功のもと』っていうタイトルが合ってると思うんだけど、
この話どう思いますか?
と話してきたのです。
と言って、知り合いの彼の話をしました。
ちょっと変わっているその彼は入社面接時の履歴書に、自分の赤ちゃんの時の写真をアルバムから切り取り、
その写真を貼って提出したのです。
やっと首が座った下ぶくれの顔に、うぶ毛のような髪が生えかかったころのですから、
沢山の履歴書のなかのその一枚はいやがうえにも目立ったことでしょう。
彼の言い分は『6ヶ月以内の写真を貼って提出するように言われたから』
確かに、最近6ケ月以内の の説明がなければ、
生後6ケ月以内の赤ちゃんの写真も理屈に合っています。
写真は本人かどうかを確認するものですが、
『面接のときに、成人した今の自分は目の前にいるのだから、
写真を見なくても顔はわかるはず。
子どもの時どんな顔をしていたかは、何かの手掛かりになるかもしれない』
彼なりに、そう判断したというのです。
当日、面接官たちは総務から回されてきた履歴書の写真を見て、
吹き出す人、目が点になった人、ニヤニヤする人、
とにかく面接会場は笑いの渦に包まれたとか。
その会社は競争率が高いことで有名な広告代理店です。
天然ボケなのか、はたまた入社試験のための彼の作為なのかは、
定かではありませんが、このユニ―クな履歴書と面接は大成功。
彼は見事に合格でした。
ユニ―クな彼の履歴書を面白いと感じて、ボツにしなかった人事担当者も洒落が分かる人だし、
面接も彼の狙いを買ったんですね。
その彼は今、テレビやCMで数々のヒットを飛ばしているバリバリの広告マンです。
というお話でした。
『ユニ―クは成功のもと』
まさに、タイトルに合った内容で惹きつけられました。
今回お話してくれたような
【枠外志向】が面接で大成功したというケ―スはまだまだ沢山あります。
そんな話を聞いてみたい、面接で自分も成功したい!
という方はぜひ一度当センターの教室に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
今日の日も明るい心でコロナに負けない一日でありますように
-湘南話し方センター
所長 松永洋忠