元警察官(元山形県警刑事部)で女優の田中杏樹さんは宮崎県出身。
その田中杏樹さんが地元紙の【日本講演新聞】に大きく紹介されていました。
山形県警時代、地域課、本部鑑識課勤務を経て女優業を目指して退職し、単身東京へ。
現在は「交番(KOBAN)博士」として自らの交番勤務の実体験にまつわるエピソードを交えた講演活動を行い、
芸能活動も行っている異色の方。
木村拓哉さん主演の人気ドラマ『教場』で生徒役で出演するなどTVドラマ、舞台、YOUTUBEなどでも活躍中。
その中での一部を紹介します。
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警察官というのは、犯罪者や、何か問題がある人と対峙することがとても多いのです。
その為罵声や人格否定の言葉などを浴びることがよくあります。
その他酔っ払いを諭したり、ご遺族のケア、
自殺願望者のネガティブ発言などへの対応など、普通のメンタルだとやっていけないくらい現場は厳しいです。
だから、「警察官はメンタルが強くないと務まらない」といわれます。
でも警察官だって人間です。
メンタルが強いわけではありません。
私も周りの目を気にしたり、考えすぎたり、決してメンタルが強いわけではありませんでした。
そんな私のような人間でも警察官として勤務できるようになったのは、警察学校での教育、訓練が大きいです。
警察学校は警察官採用試験に合格した人が一人前になるための学校です。
大卒で6ケ月(神奈川県は5ケ月間)高卒で10ケ月間、教官の厳しい指導のもと
警察官の仕事について学びます。
木村拓哉さん主演の『教場』でも、警察学校の様子が詳しく描かれていました。
警察学校の教官というのは確かに厳しいです。
それは警察官の自殺や殉職など最悪の事態を防ぐためです。
あえて厳しくしながらメンタルや体力を鍛えるのです。
次回この続きを紹介致します。
尚この内容につきましては、発行元の(日本講演新聞)より許可を得た事実に基づく内容です。
今日の日が昨日よりも良き日となりますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠