悲痛なほどの戦争でしたが、毎年8月になると亡くなった同期の面影が浮かんでくる。
赤ら顔の目の大きな吉田、九州男のぶっきらぼうの中野、特攻で出撃前に靖国神社で会おうと約束した森山、吉田、何十年たった今でも頭をかすめる8月です。
私は靖国神社に祀られることは在りません。
小心者の私には忘れ去ることは出来ません。
先日朝日新聞の記事に九州の特攻神社に参拝された方の投書がありました。
特攻で出撃する兵士の遺書が展示されており、「最後です、お母さんと呼ばせて下さい、とお母さんを3回書いて出撃した」(前回当ブログにて紹介した遺書です)
と遺書に残し旅立ったと書いてあり、涙が出てしまいました、との事でした。
遺書の全文をお読みいただけるとお分かりいただけると思いますが、
彼は小学校4年生の頃、お母さんを亡くし、新しく来てくれた母親に対しどうしてもお母さんと言えなくて今日まで来てしまった。優しく実の母親のように育ててくれた母にお母さんと呼ぶことは出来なった。
申し訳分ありませんでした。最後の別れに優しく育てていただいた母に、お母さんと呼ばせて下さい。
お母さん、お母さん、お母さんと遺書に書いたものがありました。
子どもにとって、母親の存在は全てのものに優先して輝かしいものであります。
明治生まれの私の母親は、2年程お寺で勉強らしい事をやったと言ってました。
新聞の簡単な読みは出来ていましたが、家族13~14名の家計は父親と一緒になっていた様子でした。
山間部の農業は重労働ばかりですが、連日朝早くから仕事をしていました。
私が出征する日もモンペ姿で片隅にいて、小さな声で「帰って来いよ」と言ってくれました。
当時は決して言ってはいけない言葉でした。
どんな世の中であっても母親の愛は子どもにとって最高の包容力であると思います。
来年のお盆には小さなナスやキュウリの馬に乗って帰って来て下さい。
お帰りは送り火に乗って佛の道伝えにお帰り下さい。
戦争で亡くなった全ての方も帰って来て下さい。
(れいじ)
90%以上そのまま紹介をさせて頂きました。
日本の平和が(心の平和も含め)今年も続きますよう
2024年元旦から大地震災害、飛行機衝突事故、と未曾有の出来事が続いています。
心穏やかに過ごすためにも発する言葉にはくれぐれも配慮していきましいう。
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今日の日が昨日よりもっと輝く日となりますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠