祝辞は縮辞

私は、結婚披露宴の司会のプロとして活動していた時期がありました。
2000組以上の結婚披露宴を行いました。
今でも、依頼してくださる方もいらっしゃいますので、時代に遅れないよう情報は常に更新しています。


私が初めて披露宴の司会を頼まれたのは、20代半ばでした。
そこが原点となり、現在につながっています。


ただ、特別な勉強もしないまま、お取引き先の仕入れ担当者から頼まれたままに、
「営業マンとして何とか話せる」と恐さも考えず、初めての時は本番を迎えました。

当日本番では、言葉はどもるし、あの~え~なども入り、
反省、反省!

それでも、
「良かったよ」
「上手かったよ」
のお言葉をいただけました。
しかし、そう言われたものの猛省!

以来、司会に大変な興味を持ち、プロの方々を意識するようになりました。
特に「一周間のご無無沙汰でございます。司会の玉置宏です。」で有名だった元日本司会芸能協会名誉会長
本名 玉置宏行さん(神奈川県川崎市出身)の司会でのイントネーション、滑舌、を毎回観察。

そして結婚式の司会者のプロで全国的に有名だった壽太郎さんの台詞を何度も何度も練習をして特訓。

その結果、素人として30組程の知り合いの司会を経て、
30代に入りプロデビュ―のきっかけを作りました。

その後、約20年間の間に2,000組以上の司会を全国で貴重な体験をさせて頂きました。
その貴重な体験から、スピーチは短い程歓迎されることを実感しました。
謝辞は2分~3分以内、乾杯の音頭はせいぜい1分以内。
来賓挨拶は3分以内位が丁度良いかな?と今でも強く感じています。


そのプロの司会入りと同時に飛ぶ鳥も打ち落とすと言われていた都内にある「話し方生き方教室」へ入門し、
指導員、講師を経て、そこの教室を担当していました。
現在の平塚に開設をしたのが、昭和60年ですから、光陰は矢の如しです。

結婚披露宴の司会から始まった自分でしたので、
当センター開設後の教室では、20年程本格的な披露宴と同じく、
新郎、新婦は礼服、ウエディングドレスで時には50名以上全員が縮辞(1分以内)を体験するような
形もとっていました。

コロナ禍で結婚披露宴も大きな変化がありましたが
それでも社員の結婚式にはスピーチをやらなくてはと若き経営者が。
また、行事での進行役や乾杯、謝辞がきっかけで教室へ参加されてる方もたくさんいらっしゃいます。

現在平塚土曜教室では、冠婚葬祭での最も基本となる短くて心から歓迎されるスピーチのコツも
講義の中で実践交えて行なっています。

興味のある方はぜひ一度体験にいらしてください。

今日の日が昨日よりもっと輝く日となりますよう

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次