豊臣秀吉が藤吉郎といわれていた時代をご存知の方も多いと思います。
一番最初に殿様に与えられた仕事がぞうり取りだったんですね。
あのような能力を持った人間がぞうり取りなんかバカバカしくてまともに出来なかったと思います。
「こんなのバカバカしくてやってられるか!」
などと、いい加減にはやらなかったところに藤吉郎のえらさがあったのでしょう。
「よ~し誰にも負けないぞうり取りになってやろう。日本一のぞうり取りになってやる。」
どうしたら日本一のぞうり取りになれるかいろいろ考えた。
信長がある冬の寒い日、座敷に上がった。
他のぞうり取りはそのまま向きを変えるだけだった。
そこで藤吉郎は考えた。
「このまま出しっぱなしにしておいたのでは殿が出て来た時足が冷たいだろう。
何とか冷たい思いをさせないで済む方法は、、、、、?」
そこで、ぞうりを肌で暖めたのだ。
これが信長に認められた。
「こいつは感心な奴だ」
そして更に上の仕事を与えられた。
そこで今度は馬屋番を。
他の人は夕方帰る。
ところが藤吉郎は馬と一緒に寝泊まりをした。
一つ一つのプロセスを経て、
その後も清州城の3日普請の藤吉郎が人足達に語った台詞。
これは、当センターの教室の受講内容『人の心を動かす説得の仕方』でも紹介しています。
また、神奈川県警察学校、初任科生にも紹介しています。
尾張の水飲み百姓といわれ、最終的に関白太政大臣となった背景の話は、
「人に認められるコツとは?」 という講義の中で紹介しています。
新入社員研修や、管理者研修でも使用します。
昨年は、相模地区の神社の宮司様を対象とした研修会にて
審査員向けと講演の際にも清州城の台詞を藤吉郎が話しているイメージで
シッカリとお話をさせていただきました。
興味のある方は、
ぜひ当センターを体験受講されてみてくださいね。
今日の日が昨日よりもっと輝ける日となりますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠