毎日が幸せだったよ、 またいつか会いましょう
妻の懐の深さを物語るこんなエピソードがあります。
あれは私が電車で東京から帰ってきた夜の事。
疲れから何駅か寝過ごしてしまい、最寄り駅まで戻るから迎えに来て欲しいと
妻に頼むと、「分かった」と二つ返事。
しかしその日はあいにくタクシーが捕まらず、
結局妻との待ち合わせ場所にたどり着いたのは連絡から二時間後でした。
道中運転手の方も
「もう奥さんいないとおもいますけどねえ」と話していた時に
「そうかもしれない」と感じつつタクシーを降りると、
そこには妻の姿が、、、、
遅くなったことを怒るでもなく
ただ心配して待っていてくれたその優しさに感動を覚えたものです。
他にもこのような話はたくさんあり、
一言で表すならば本当に「良い女房」でした
別れの前 私が「生まれ変わってもまた一緒になって欲しい」と伝えた時は、
大きく一つうなずいてくれたことは忘れません。
寂しい時の慰めとなる幸せな思い出をいくつも残し
妻○○○○は令和4年10月6日満71歳にて生涯を終えました。
お世話になった皆様へ生前のご厚情に深く感謝を申し上げます。
本日はご多用の中ご参列いただき誠にありがとうございました。
略式ながら書状をもって暑く御礼申し上げます。
令和4年10月11日(葬儀)
喪主○○〇〇
30年以上前の受講生から指導員となり、
当教室の講師となる迄教室を支持して下さったKさんの奥様が病魔と闘いながら
ご浄土に旅たちました。
その時の(あり日を偲んで)から紹介をさせていただきました。
心温まるエピソードですね。
今日の日が昨日よりもっと良き日となりますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠