事柄(行為)を叱り人柄を叱らない

叱り方

当センターでは、新入社員を対象とした研修はお陰様で公的機関でも常時行っています。
また、一般企業における経営者、管理職者研修のコミュニケーションスキルアップとして伝えている中に、
『信頼される上手な叱り方』というものがあります。

その中で、事柄(行為)を叱り人柄を叱らないと伝えています。

例えば遅刻者を叱る時
「○○君今日も15分、遅れたね。」
と事柄を言うこと。

仕事が遅い場合には
「他の人は15分で作りあげるのに○○君は20分かかっているね」
と事実を言うこと。
このような言い方なら本人も納得します。

そこを、ル-ズだの、クズだの、のろい 間抜け 非常識 月給泥棒 
何やらせてもまともに出来ない 無責任! など数え上げると一冊の本になりそうですが・・・・

このようなことばは人柄を指すことばです。
自尊心を傷つけることばなので、当然やる気をなくし反発心を抱くだけで何の効果もありません。
信頼されるというより、反抗するのと場合によっては、現代のパワハラになり、本人が退社して国へ訴える。

そうなるとこれは大変です。
現在の50歳前後の方々は先輩から言われても耐えてきたから成長もし、
管理職者となり、中には俺がやってきた事だからこれ位、と思って言うと心が折れ、中には自ら命を絶つ。
というケ-スもあります。

ビジネスマンとしての伝え方、伝わる話も昭和の時代とは大きく変化してきています。
叱りたい時の心がけは、管理職者として特に大切な事ですね。

管理職者研修、パワハラ研修も承っています。
お気軽にお問い合わせください。

今日の日が昨日よりもっと良き日となりますよう


湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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