あなたのお知り合いの方で話の途中に
「違っていたらごめんなさい」
というコトバを使う方、見かけませんか?
このような言葉は相手の心を惹きつけるものです。
他にも、自分の知らない話題を出された時、
「多分ご存知と思いますが」
「すでに知っていることと思いますが」
などと聞かれると思わず耳を立てるものです。
未知のものでもそれを聞いて早く既知のものにしたいとういう衝動が働くからです。
反対に知っていることを
「ご存知ないと思いますが、、、、、、」
と言われたら
「この人私を見下げているな」
と小ばかにされたようでで不愉快な気持ちになりますね。
既に知っている事について
「ご存知と思いますが、、、、、、」
と話しかけられれると
「この人は私が知っている事を見抜いている。さすがだな。
しかし私の知っていることの他にも何か知っているかも知れない、それを聞いてみよう」
という心理が生じて、やはり聞き耳を立てるものです。
この
「ご存知でしょうが、、、、、」
「すでにお耳に入っていると思いますが、、、、、、」
というコトバは相手にラポートがかかりやすいのですが、
「ちがっていたらごめんなさい」
というコトバも相手の心を惹きつけるものです。
相手は「この人は謙虚な人だな。また感じもよい。よし違っていたら途中で訂正してあげよう」
と聞くことに意欲的になります。
実は、講演会など聞き手にはさまざまな方がいますので、
「すでにご存じの方が大半かと思うますが」
「万一初めての方もいらっしっやるかもわかりませんので念のため申し上げます。」
【本音】(大半の方が分からないと思っても!)
その方が 聞き手の受け止め方が違ってきます。
勿論、直接1対1で話す場合、私もよく意識して使っています。
教室や個人ご指導等でも、実際にシミュレーションを考え、訓練をします。
聞くだけでなく参加者同士も互いに協力しあいアットホームな雰囲気で訓練をかさねる事で身に付いていくまで練習を繰り返します。
「私の考え間違っていたらごめんなさい」あなたも使ってみませんか?
今日の日が昨日よりもっと輝ける日となりますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠