
上司から「君は要領が悪いんだよな~」とズバリ指摘された20代後半のAさん(男性)。
知人の紹介から当センターの個人相談を受けました。
上司からのこの言葉を聞いた後、その言葉が頭から離れず、
今度は自分の言葉にして自分の脳に、「要領が悪い」「要領が悪い」と何度も繰り返すようになった。
やがて思い込みに発展し、そのうち朝起きて通勤の時間になると、体調に変化が起き、胃が痛くなったり、下痢になったり不眠の日が続き、結果的に精神内科へ。
うつ病と診断され、会社を休職中とのこと。
「あの上司に会いたくない」 この際今の会社を辞めようかと迷っているとのこと。
Aさんの話を良く聞いていると、その上司は行動力もあり、思った事をズバズバ言う方。
悪気はないので上司が言った言葉も、裏を返せば、慎重で繊細、一つ一つ丁寧に仕事をするタイプの方。
「リフレ―ミング」とも呼ばれますが、万一上司が、「一つ一つ丁寧にやるね」 「慎重さがあるのはミスを防ぐうえでA君の強みだね」。
と、このような言い方をしていたとしたらどうだったのでしょうか。
または、
「今取り組んでいるところは、少し大まかにしてもいいかな。だから、この部分を省いても、先方には理解できると思うよ。」などと、言い換えていたら・・・・・。
このような伝え方ならAさんもこんなに悩まなかったはずです。
言葉は武器とはこういうことです。
自分の短所を長所に切り替え、前向きになったAさんは、すっかり、本来の自分を取り戻しました。
そして前向きな気持ちで、思い切って退職。
心を切り替えて、更なる成長のチャンスと捉え、一歩踏み出しました。
結果的にその会社を辞め、現在は専門知識を生かした公的機関に採用が決まり、毎日楽しく仕事に取り組んでいるそうです。
本来優秀な社員も管理職者の心ない言葉によって退職してしまう。
あなたはどんな言葉を相手に伝えてますか?
また、言われた方は、その言葉をどう受け止めますか?
Youtubeショート動画でも紹介させていただきました。こちらをご覧ください
ご参考になると幸いです。
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興味のある方は、ぜひ一度体験にいらしてください。
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湘南話し方センター
所長 松永洋忠