話し方教室

聞き上手になるための秘訣

「何よ、あいつそんなに喋るのかよ」

「よく話すわよ~いつもとても楽しそうに」

「あ、そう~ 俺には全く何も話そうとしないよ」

大学生の男の子のお孫さんに対するおじいちゃんと奥さんの会話です。

普段から一緒に住んでいる訳ではありませんが、
他のお孫さんもこのおじいちゃんにはあまり話そうとしません。

それは、肝心のおじいちゃんは、
お孫さんの興味のあることや関心のあることについては何も聞こうという気持ちを持っていないからです。

答えやすい質問をして真剣に聞く
「ほ~!そうか。たいしたもんだ」

話の内容によっては、
あ行から始めても、いろいろな相づちや問いかけがあります。

例えば

① 「んなに頑張ったんだから、次はもっといい結果が出ると思うよ!」
② 「いぞ!いいぞ!その調子」
③ 「まくいったんだ~!よかったね!」
➃ 「~そんなことがあったのか~!それからどうしたの?」
⑤ 「もしろそうだね、ちょっと教えてくれるかな?」

いかがでしょうか?  

このような接し方をしていれば、おじいちゃんも好かれたり、
尊敬もされることでしょう。

さて、【カ行】からもいろいろ考えてみて下さい。
語彙(ごい)やボキャブラリ-がどれだけあるかお考えになってみませんか。

これはさまざまな場面でも十分に使えます。

正に『話し上手は聞き上手』の源ですね。

感嘆符 驚きの表情の相づち から 話の先を促すような相づち、
もっと知りたいので説明をしてほしい という相づち、
共鳴共感を与える相づち
これらの上手な人に対しては、相手も
もっと聞いて欲しい!もっともっと!
と思うものですね。


結果、あの人は自分の事を分かってくれた。
自分の事を理解してくれたと思い、人間関係も一層良くなります。

異性との会話を何とかしたいという方も教室で特訓、特訓の結果、
婚活で成功したという事例もあります。

お孫さんとの関係や、相手の両親と上手に付き合うには?
これらも言葉を変えれば心も変わります。

時代も大きく変わってきました。

今日の日も明るい心でコロナに負けない一日でありますように

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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