あるテレビドラマでのシ―ンを見て、
それをテーマに当センターの教室でディスカッションしました。
その時の内容の一部です。
あなたはこのように話し合うことはできますか?
奥さんがお医者さんから
「ご主人は、重症の肺炎を起こし、呼吸状態が非常に悪化しています。器官にチュウブを入れて人口呼吸器をつければ、あと数週間は延命できるかも知れません」
すると奥さんは
「いいえ付けなくて結構です。静かに眠らせてやって下さい。夫も生前そう望んでいましたから」
とお医者さんにお願いしました。
けれどご主人が亡くなった後、その状況を聞いた娘さんは、
「お母さんがお父さんを死なせた」
と、お母さんに詰め寄ります。
延命治療を望まないことは、夫婦二人の時に話していただけでした。
娘さんは、お父さんが本当にその延命を望まないという意志があったのどうか知らなかったのです。
そして娘さんは言います。
「まだ生きていられたのに母が死なせた。私は生きてほしかった」
「意識がなくても体温を感じられるだけでも、どんな形でもいいから父に生きていて欲しかった」
と。
こういうことにならないためにも、遠くに住む娘さんも交えてしっかりと話し合いをすることが大切と思いました。
口頭だけでなく、話した内容を記録しておく。
治療に関しては、口頭で伝えるだけでは難しいものです。
「延命治療お断り」 ぐらいのメモを残して置くことが必要と強く感じ、
人生会議 「医師と家族を含めて話し合う」 の重要性をつくづく感じました。
世の中、自宅で尊厳死をしたいという方も少なくありません。
人間らしく尊厳をたもちながら最期迄生きる。、、、、。
そのために何をすればいいのか
お母さん、お父さんが80代~90代後半。
そのような方も右方上がりとなってきています。
尊厳は人生最後まで必要という話。
考えさせられました。
あなたはどのように受け止めますか。
そしてそれを何人かの前で発言することはできますか?
このような実践も当センターでは行なっています。
お気軽にご体験ください。
詳細はこちらの日程表をご覧ください。
今日の日が昨日よりもっと輝ける日となりますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠