結婚して29年の歳月が流れた。
私は慎重すぎる性格だが夫は全く正反対で、楽観的。
年を重ねる事に違いを感じています。
例えば体調の管理で、
私が「気を使ってサプリメント飲んでるのに、どうして良くならないのかな~?」というと、
「悪くないのに飲んでいるからそれだけで済んでいるんでしょ」と夫。
美味しいワインを飲んでいる時は
夫は「おお~まだ半分も残っているぞ、まだ当分楽しめるな」と、捉えるタイプです。
夫が焦ったり、慌てたりする姿を見たことがありません。
時々、「お前は石橋を叩きすぎて壊してしまう。
俺は砕けた石だって伝わって渡れる。
何事も考えすぎないことだよ。
な~に、何とかなるよ」という。
コロナ禍でも「悲観的にならず、出来る事をすればいい」と話すなど、
何度も夫にはハッとさせられました。
そんな夫に「よく私みたいなのと一緒になったわね」と聞いたら、
「さあどうしてかな」と、けむに巻かれた。
こんなやり取りが今後も続くと思います。
性格の不一致は夫婦の長続きの秘訣でもありますね。
皆さん、良く性格の不一致だとか、こんなはずではなかったと離婚することがありますが、
縁があって一緒になった訳ですから、
夫婦って、性格の不一致が反対に長続きの秘訣は何でしょうか。
似た者同士のカップルという事もありますが、
何かあった時でもお互いに譲りあっているから、周りから見るとそう見えるのかも知れませんね。
こんな話を聞くと何かおのろけのようですが、離婚が3組に一件と言われる今の時代に対する警告のようにも受け止められます。
お子さんがいない方はまだしも、
お子さんがまだまだ幼稚園、小学生、中学生、高校生の時から夫婦喧嘩、、、
お子さんこそ犠牲者です。
ただ、夫の考え方は、「万一親が離婚しても、人の心の複雑さを身をもって体験したことで、考え方も視野の広い大人に成長していくはずだから一概に不幸とも言えないよな~」と、常に前向き。
と、この話をしてくれたのは、当センターの教室のOBである50代女性です。
今日の日が昨日よりも良き日となりますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠