以前滋賀県で発生した「医学部9浪人女子母親バラバラ殺人事件」
この犯人、桐生のぞみ(仮名)は小学生の頃に両親が別居したことで母子生活を送っていた。
母親は高卒だったが、娘さんが医者になることを切望していたという。
日夜、机に向かわせての勉強を強いていた。
「何で100点取れないの!!」
「お兄ちゃんは出来るのに何でおまえは出来ないの!!」
進学先も国立大学医学部と決めていた。
娘さんに対する母親のスパルタ教育は軌道を逸したレベルだった。
しかし、本人にやる気がない以上、成績が伸びない。
医学部の受験の結果は不合格。
しかし、母親は不合格になったことを受入れず、
親戚には「合格した」と噓をついて娘さんにも口裏を合わせるように命じていたという。
そして娘さんを浪人させて何がなんでも噓を現実にしようとした。
しかし医学部は毎回不合格。
20歳になっても携帯電話は使用禁止。
母親からの過干渉もついに度を超し、娘さんは溜まりに溜まった精神の爆発から母親を、、、、、、。
一生重い十字架を背負って生きていかなければならない人生に、、、。
余りにも悲しい事件です。
親の思い通りに価値感を押し付ける。
万一このような事がなければ、娘さんも伸び伸びと生きて母親思いの娘さんに成長されたはずなのに。
慟哭の思いです。
まるで、梅の木の苗を植えて「桜の花を咲かせなさい!」と切望するのと同じようですが、
お子さんの自己肯定感を育てる親としての心構えは特に重要です。
当センターでは職場だけでなく、
家庭内の問題、親子の問題で受講される方も多いです。
ぜひ一度ご体験ください。
今日の日も明るい心で良き日でありますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠