過呼吸とは過換気症候群で見られる症状で、精神的ストレスが大半です。
不安、緊張、心配、恐怖、神経質、他スポーツの直後や睡眠不足等、肉体疲労からも起こります。
これは脳の血流が低下して、突然の呼吸困難に驚き息が吸えなくなってしまう状態です。
更に呼吸器疾患、心不全、脳腫瘍、などからもくるといわれ、急に息が苦しくなって、時にかケイレン、動機、めまい、手足のしびれ、意識消失などさまざまですが15分以内でほとんど落ち着きます。
しかし死に至る事はありません。
以前個人ご指導に通われた会社では執行役員などをされているAさん(60代前半)は息子さんの結婚式に謝辞をやらなくてはならない。
そのAさんには過去のトラウマがあり、部下の前では何とか立場上話せるものの、
息子さんの結婚式で謝辞となると、また過去のトラウマが心配だ、、、
トラウマになる前は何ともなかったけどあまりのショックな出来事から、、、と過去の経験をいろいろ話して下さいました。
そこでAさんの対処法としては、
個人ご指導にて、独特の言葉のキャッチボールを繰り返し、根本が分かり、
まず、アクセント、滑舌を納得いくまで特訓しました。
そしてそこに呼吸法を取り入れ、話す内容をAさんの想いを取り入れながら作成。
内容が出来上がると更なる練習、練習、何回も指導法に乗った練習を繰り返す事により、
後は本番に備えてのイメージトレーニング。
結婚式の前日も最終レッスンで翌日の本番へ。
すると、当日の披露宴が終えた後、早速の連絡がありました。
先生!何とか無事に済ませました。息子からオヤジ上手かったね、あそこ迄出来るとは思わなかったよ!
と言われたそうで、興奮気味で報告をして下さいました。
その時は本当に胸が熱くなる思いだったのを覚えています。
個人ご指導にもいろいろな職業の方がいて、
過呼吸で悩まれている方も多いです。
【心の安全が過呼吸防止にも通づる】
とつくづく感じています。
今日の日が昨日よりももっと素晴らしい日となりますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠