ある臨床心理士の話です。
「子どもたちは、自分の意思に関係なく様々なことが決められ、不安で、周囲の顔色を見て暮らしている」
「父と母のどっちを取るか迫られて、辛かった。」
「子どもには罪がないのに、なぜこんなに苦しまなければならないのか」
神奈川県に住む少年(18)は辛い日々を振り返った。
8歳の時両親が離婚。
当初は親権を持つ父親の元で、妹、弟と一緒に暮らした。
父親は一年程して3人の子連れの女性と再婚した。
母親とは月に一度会っていたが、2年もたたずに会えなくなった。
父親は母親の悪口しか言わない。
いらだちが募り、友人に暴力をふるってうっぷんを晴らしたこともある。
間もなく父親と折り合いが悪くなり、家を飛び出した。
母親の元で暮らし始めたが、「母に捨てられた」という気持ちは消えない。
父親から呼び出され、
「家に帰って来るか、縁を切るか、どちらかだ」
と迫られ時は、人目もはばからず涙した。
「本当は両親の間を自由に行き来して、どちらとも仲良くしたい。いがみ合う親は、子どもの苦しみを知ってほしい」
このような話を聞き、あなたはどう思いますか?
過去になりますが、このコ―ナ―で「離婚の前に親教育を」と紹介したことがありました。
現代は3組に1組は離婚していると言われていますが、
お互いに良くてポッポして恋は盲目の状態で結婚。
それが何年かして、こんなはずではなかったと、子どもさんの事も考えず離婚。
そういえば離婚を考えていた共働きの主婦(40代)が、
ふとしたことから当センターの教室に参加して自分の考え方に猛省。
離婚を取りやめにしたとの事もありました。
近隣の国でも「離婚の前に親教育」と民法を改正したところ、
20%離婚が減少したという。
冒頭のような体験をしているケ―スの人で、
「人の心の複雑さを知ったあなたは視野の広い人になります」
という、この言葉に
「救われた」
「劣等感から解放出来た」
という話もあります。
言葉や話し方だけではなく、親教育、心の教育にも役に立つ
湘南話し方センターであなたも心を入れ替えてみませんか?
今日の日も熱中症に負けず水分補給で良き日になりますよう
湘南話し方センター
所長 松永洋忠