失敗したときは素直に謝ろう

会社の朝礼などで人前で話すためにレッスンに来られた方の成果発表です。
話のまとめ方や、これらをいかに惹きつけられるように話すか、
などレッスンしました。


皆さん、おはようございます。
今日は「失敗したときは素直に謝ろう」という話を致します。

ある会社の重役であるAさんがタクシーにはねられ、
骨折して入院してしまいました。

はねた運転手は東北から出て来て、タクシー会社に入ったばかりの若い運転手。
東京の地理に慣れていなかったので、
うっかり標識を見落とし、右折禁止の交差点を右折して、
歩いていたAさんをはねてしまったのです。

「ごめんなさい、大丈夫ですか?申し訳のねえことをしてすまって」

運転手は毎日見舞に来ました。
菓子折りも花束も持っては来ませんでしたが
とにかく毎日見舞いにきては、
「ごめんなさい」を繰り返すので、
Aさんはその律義さにうたれました。

「もういいよ、そんなに来てくれなくたって。仕事だってあるのに・・・」
というと
「それが失業失業してしまったのです。
探してはいるのですがなかななか見つからなくて、、、。」 

  失業して飯もろくに食べられないというその青年(元運転手)に、
Aさんは毎日カツ丼を食べさせながら
「若いんだから頑張るんだよ」
と励まし続けました。

そのうちAさんは、こういう青年に働く機会を与えて立ち直らせたいと思うようになり、

「どうかね、うちの会社で働いてみないかね」 
といってしまったのです。

啞然としている青年にAさんはいいました。

「見舞いのたびに、ごめんなさいといっていた君の言葉がとても嬉しかったよ。
近頃あまり聞かれなくなった言葉でね、、、、」

この話には大きな教訓が含まれているような気がします。

人間というのは完全な存在ではありませんから
気をつけていても間違いをしたり、
周りの人に迷惑をかけたりする事があります。

ういう時、素直に自分の失敗を認めて「ごめんなさい」と謝れる人は少ないようです
「いやそれは、機械の調子が悪かったから」
などと
「でも」
「だって」
という言葉は言い訳に聞こえてしまいます。

こういう言い訳をすると相手を怒らせるという結果になりがちです。

間違いをした時は素直に謝って下さい。
そのほうがあなたを立派に見せ、相手からも認められます。

今朝は「失敗した時は素直に謝ろう」という話を致しました。

ありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

実際の声をお届けできたら
さらに話のイメージは膨らんだことと思います。

あなたもわかりやすく話をまとめるレッスンをしてみませんか?

今日の日が昨日よりもっと良き日になりますよう

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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