所長ブログ

しつけは辛抱強く

<子どものしつけは辛抱強く意識づける事がやがて無意識の行動となる>

5~6歳の子どもさんに対して、
「あれ~○○ちゃん、最近靴をぬいだあと、きちんとかかとを揃えておけるようになったね、
今まで何回も言ってきたけれどすごいじゃない、出来るようになったんだもの、これからも続けられるともっと偉いな~」

何気ないお母さんの話し方ですが、
子どもさんに対する躾をしっかり身につけさせようと、常にくり返しくり返し言ってきたこと、
そして一度でもきちんと靴を揃えた事実をしっかりと観察をし、
そこを言葉にしてほめてあげる、さらにこれからも、、、、と励まし意識づけさせている。

子どもさんの心からみると、
お母さんから何回も注意を受けていたが、今までは出来なかった。
しかし一度言われるがままに実行してみたら、お母さんからほめられた、
続けるともっといいのか、じゃ~続けよう、
というやる気も出てきます。

やがて意識的にこの行為を何回も続けることによって、
無意識のうちにキチンと揃えるようになるものです。

たとえひとつの行いでも無意識に身についたものは、やがて人格の一部にまで発展していきます。

こんなことから「子は親の心を演ずる名優なり」と言うことが言われるのでしょう。

子どもを躾けることは大変なことですが、
あれもこれもと急がずに辛抱強く子どもと共に育っていこう、という心構えもまた大切に思います。

今日の日が昨日よりもっと良い日となりますよう

親子関係、子育て相談も承っています。
お気軽にどうぞ。


湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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