話し方教室

ことばは力  

『褒め言葉を使ってみて』というテ―マで
20代(女性)が話していた内容です。

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「何?学校へ行きたくないの?引きこもりたいの?
そっか!そんなことあってもいいんじゃないの?」

母からそう言われ、その日は学校を休んでゲームをやっていた。

ふとトイレに行ったら
「汚いな~」
と思い、便器を磨いた。

母が仕事から帰って来て、トイレに入りビックリ!

「あれ~!!助かる~!!あなたが今日いて良かった。嬉しいな~」

トイレを掃除しただけなのに
母は大袈裟だなと思うくらい喜んでくれた。

何だか嬉しくて、別の日は家の中を掃除をした。

すると母は
「今日も掃除をしてくれたの?ありがとう!」

また、喜んでくれた。

「ありがとう」

「あなたがいて助かる」

この言葉が嬉しい。

いつでも母は少しの事でも大きく喜んでくれる。

母の役に立ちたい。

洗濯物を干す。

お皿を洗う。

やらされているわけでも強制されているわけでもない。

自らやろうと思える。

母は私の自主性を引き出すのが上手だ。

単なる褒め上手と思うけど、
感謝されて嫌な気持ちになんてならない。

「ありがとう」

「助かった」

「あなたがいて良かった」

ことばの偉大さを改めて強く感じた。

中学・高校時代には、母に反抗的な態度を取り、反発もしたけど
今は全く違う。
私は大人になったら母のようになりたいです

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社会人となって8ケ月、
視野が広がり、様々な感情が芽生えてきているそうです。

褒め言葉には言葉の力が一番出ますね。

今日の日が明るい心でありまよう。


湘南話し方センター
所長 松永洋忠
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