話し方教室

乗り越える強さを学ぶ

伝統空手における代表的流派は4つあります。
その中で糸東流の空手を小学一年生のお子さんが習っているお母さんの話です。

「約一年してまだ白帯です。向いてないんでしょうか?
この子はこの間、型の試合だけしてました」

そこで指導されている方は言ったそうです。
「向き不向きは小1では分りません。うちの道場で国体選手が何人か出ましたが、
小6までは問題外でした。第2次成長期以降でガラッと変わります。
小さいときから上手い子は大概は後々抜かれます。
身長を伸ばす事を最優先にすると良いですよ」

また、
「昇級審査の頻度や基準は、会派や道場によってまちまちです。
実力の伴っていない帯ほどカッコ悪いものは無いと思うので、コツコツ頑張りましょう」

と言われたとのこと。

そうですよね。それが普通だと思います。
たまに黒帯を巻いている小学生を見かけますが、そんな姿を見ると、その帯の意味ってあるの???

と疑問に感じてしまいます。

そういえばゴルフを小さい頃からやっていた子は、
それなりに賞を取って上達するかと言えば、まだ小さい子達が少ないのでいいですが
そのうち大きくなるにしたがって子どもたちのゴルフ人口が増えてくるとそのうち追い越されてしまいますよね。

そこから追い抜かれたことにより、その悔しさを源に何十倍も努力をします。
努力を超えたらまた努力。
その積み重ねで、内面共に強くなっていくのでしょう。

どんなスポーツにも基本が大切。
基本、基本、基本!
勿論スポーツに限ったことではありません。
負けからどう学ぶか? どうすれば負けないかも大切ですが、どうしたら勝つか?  
心、技、体、って言葉では簡単ですが成長していく過程で大きな課題だと思います。

子育てでは、親の声かけは大きく影響する事だと確信しています。
親子問題でもお悩みの方、ご相談ください。

今日の日も昨日よりもっと良き日となりますよう


湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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