話し方教室

余りにも強烈過ぎる親のもと

最近の読売新聞朝刊に20代の女子学生の人生案内に紹介された記事に目が止まりました。
「ひどい! ひどすぎる!」
おそらく40代後半~50代前半の母親でしょう。

昨年母親は離婚し、娘さんに対して、
「相手がいるから帰って来ないで!」 
「あなたは確実に頭が悪い、お先真っ暗だから公務員になりなさい!」 、、、、、。    (支離滅裂?)

「母の事を考えると具合が悪くなり恨みすら抱かれそうですが、私が救いのないゴミなのでしょうか。唯一の親なのに否定された事が悲しい。」

現在はおじいちゃん、おばあちゃん宅に住んでいるとの事。
母親のことを「動物以下!」と思う方も多いのではないでしょうか。
と同時にこの母親はどのような環境で育ってきたのか、
おじいちゃん、おばあちゃんから見れば手の施しようのない娘になってしまったのでしょうか。

高校生や大学生によるリストカット等、
源の大半は親としての日頃のさまざまなあり方が原因となっているようです。

人生案内に投書するくらいですから、素直で本来は真面目な方なのでしょう。

しかし【暗示】から考えると、このようなケ-スは、大きな思い込みとなり、自分の言葉にして自分の心の中にささやきます。

フッとした時に、 「私は頭が悪いんだ・・・お先真っ暗なんだ・・・」 
「救いようのないゴミなんだ・・・」 
このような言葉を自分の言葉にして自分の心の中に、何回も何回も事あるごとに繰り返して自分の心にささやきます。
それが思い込みとなり潜在意識より、もっともっと深いところに入り込みその人の人格にまで発展していくのです。
そして元もとの素晴らしい可能性は皆無になってしみます。

このようなケ-スは全国的に見ても余りにも多すぎます。

いくら打たれ強い人でもこれはかなり強烈過ぎます。
人は誰でも生まれた時は雪のようにまっ白い純粋な心なのに。

環境による影響は本当に恐ろしい事です。
最もこのようなブログ欄や話し方に興味、関心のある方にとっては全く縁の無い事ですが、
ではこのようになる前にどのょうな対策が必要なのでしょうか。


日頃の言葉かけ、
言葉使い、
色々話してみませんか。

今日の日が昨日よりもっと良き日となりますように

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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