所長ブログ

最後の子育て

お母さんが96歳で生涯を全うされたという60代前半の主婦の方のお話。

施設暮らしで最後の3年間はコロナ禍で会うことが出来なかったという。
認知も進み体も弱っていった。

今年の春から看取(みとり)の状態となり、
やっと母の部屋に入る事が出来るようになり、数日間づつ寝泊りをして過ごせたものの
意識もなく衰えていくのを見るのがつらかったです。

母は元気なころ寝る前によくラジオをつけていたのを思い出し、
ラジオを買ってきて枕元の置いた。
母は聞いているかどうか分からないけれどラジオを付けて寝ることにしました。

ある番組の中で
「親が年を取って衰えていくのはつらいことだが、それを子どもに見せるのは親として最後の子育てなのだ」 
そのことばを聞いて、
今正に母の最期の子育てを受けているのか。
老いは人のありのままと感じ、つらさがが吹っ飛び、救われた気持ちになりました。

プロレスラーだったアントニオ猪木さんが末期の際、TVの画面を通してありのままを公開されていた。
今までは老いを我が子に見せたくない。世話になりたくない。
と考えていたがありのままでよいのだと思えるようになりました。
立派に子育てを終えた母も安らかに満ちた表情で父の元へ旅立ちました。


この話にとても共感したのは私事ですが、
祖母が96歳で逝かれた時、父は52歳だった事を思い出し紹介を致しました。


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湘南話し方センター
所長 松永洋忠

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