話し方教室

正しいからこそ腹が立つ

前回の続きです

第3弾 日本講演新聞~(宮崎中央新聞社発行)

そんな私に変わって、今度は先輩が対応しました。
先輩はまず、「お酒を飲みたい時ありますよね」と話しかけました。
すると男性は「当たり前だよ、、、、今日はパチンコ負けちゃって、、、、、ここの台、絶対おかしいよ」
などと少しずつ話に応じてくれるようになりました。
そうして徐々に打ち解けていき、最後は機嫌よく帰っていきました。

先輩は、
「田中さんのいう事は勿論正論だよ。でも正論て、正しいからこそ他人に言われると腹が立って、あの人みたいに暴言を吐く人が多いんだ。まずは相手の考えを否定せず、理解しょうとすると意外と通じたりするよ」
と教えてくれました。
さらに「感情的な言葉にまどわされないよう気持ちを強く持って行かないといけないよ、俺たちは警察官なんだから」
というアドバイスをもらいました。

この時初めて「警察官」という言葉の重みと責任を感じました。

*****************************

このようなケ-スは一般の私達にも十分共通しますね。

今回の紹介は冒頭にて紹介しました日本講演新聞 2022年(令和4年)11月14日発行2953号 死を覚悟させる警察学校の教育 から。
警察官から女優業を目指して現在活躍中で異例の【田中杏樹さん】の体験談を3回に渡って紹介しました。

第一弾
第二弾

神奈川県警察学校 初任科生の【話し方講座】を担当して21年。
歳月の経過は速いもので、神奈川県警察官は役14、000人その中で12、000人以上の現職の方が最も基本的な接遇や【良い人間関係づくりと県民に親しまれる警察官を目指して】の為の講演を継続しています。

最も学校では沢山の法律、実践訓練、教官の罵声は現場での厳しさ等を想定し折れない心を育成しています。
当時学んで頂いだ事を実践されている方も沢山みかけます。
ただ、今回紹介しましたのは、全国どこでもありそうな事柄ですが、
専門的になるともっともっと奥行きの深い事はキリがありません。


当センターでは、ことばと心の関係性も学びに入れています。
一度体験にいらしてみませんか。
ホームページはこちらです

今日の日が昨日よりもっと良い日でありますよう

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

関連記事